年末年始の帰省で、スーツケースを持って駅の階段を上り下りするのは大変ですよね。一方、荷物を先に送ると、送料に加えて梱包や受け取りの手間もかかります。
判断のポイントは、往復の送料と、荷物を持って移動する負担を一緒に比べることです。予備の衣類は送って、移動中と到着初日に必要な物は手元に残す「一部だけ送る」方法も選べます。
この記事では、国内の実家・親族宅への帰省を想定して、持参との比較、送料の調べ方、受取日から逆算する準備の順番を整理します。
情報確認日:2026年10月2日。2026〜2027年の年末年始の特別営業・配送遅延情報は、発送直前に改めて確認してください。料金の計算例は仮定で、実際の運賃ではありません。

荷物は先に送る?持参する?一部だけ送る方法もある
まずは荷物の量よりも、移動経路と帰省先の受取環境を見てみましょう。同じ箱でも、自宅から車で直接向かう場合と、電車を何度も乗り換える場合では負担が違います。
| 方法 | 向いている状況 | 確認したい点 |
|---|---|---|
| 先に送る | 乗り換えや徒歩移動が多い/予備の衣類が多い | 往復送料、受け取る人、箱の置き場所 |
| 持参する | 車で移動する/荷物が少ない/到着後すぐ使う | 階段や雪道、交通機関の荷物ルール |
| 一部だけ送る | 大きな荷物は減らしたいが、初日の必需品は確保したい | 送る物と手元に残す物を分けられるか |
たとえば厚手の着替えを箱に入れて送っても、手持ちのバッグに靴やお土産を詰めすぎると、移動は楽になりません。送った後に残る荷物を実際に持ち、歩ける重さか確認すると判断しやすくなります。
帰省先に衣類や日用品を置いているなら、まず使える物を確認しましょう。家族の物を借りられると決めつけず、「タオルはある?」「寝間着は持って行く?」と聞くと、そもそも送る荷物を減らせます。
送料はいくら?片道だけで判断しない
送料は、発送元と届け先、箱の大きさ、重さ、利用するサービスなどで変わります。「帰省の荷物なら一律いくら」とは言えません。実際に入れる物をそろえてから、同じ条件で各社の公式料金を確認するのが基本です。
比べたい総額=行きの送料+帰りの送料+梱包資材代+発送のために増える交通費
次は考え方を示すための仮の例です。行き1,800円、帰り2,000円、箱とテープ300円なら、合計は4,100円。行きの1,800円だけを見た場合より、2,300円多くなります。2人分を一箱にまとめるなら単純な人数割りでは1人2,050円ですが、これは配送会社の割引ではありません。
持参する場合も、荷物のためにタクシーを使う、交通機関の追加荷物料金がかかる、といった差額があるかを確認します。ただし、荷物がなくても使う予定のタクシー代を、すべて荷物の費用として足す必要はありません。
金額だけで決めにくいときは、次の三つを書き出すと整理できます。
- 荷物を自分で持ち上げる場面は何回あるか。
- 混雑した車内や待ち時間に、荷物を管理できるか。
- 送った荷物が遅れても、到着初日に困らないか。
持参する荷物のサイズ制限は、利用する鉄道会社・航空会社の公式案内を別に確認してください。宅配便で送れる大きさと、車内や機内に持ち込める大きさは別の条件です。
宅急便とゆうパックのサイズ・重さを確認する
代表的な通常サービスの基本条件は次のとおりです。大きな荷物や特殊な内容物は、別サービスや追加条件の確認が必要になります。
| サービス | 基本の大きさ・重さ | 注意点 |
|---|---|---|
| ヤマト運輸の宅急便 | 縦・横・高さの合計200cm以内、30kg以内 | 1辺の長さなどにも条件。サイズと重さで大きい区分を適用 |
| 日本郵便のゆうパック | 縦・横・高さの合計170cm以内、25kg以内 | 25kg超〜30kg以下は重量ゆうパックの確認が必要 |
箱が小さくても、重い物を詰めると想定した区分にならないことがあります。ヤマト運輸では100サイズの重量上限は10kg、120サイズは15kgです。たとえば三辺合計90cmでも12kgなら、サイズと重さの条件から120サイズになります。
衣類を圧縮して箱を小さくしても、重量は減りません。箱を閉じた状態で三辺を測り、資材を含めた重さも量ってから料金を調べましょう。窓口での計測結果によって区分が変わる可能性もあります。
出典:ヤマト運輸「宅急便のサイズについて」。日本郵便の料金案内は2026年10月1日の改定後の情報を確認します。過去に払った金額を今回の送料として使わないようにしてください。
何日前に送る?受取日から逆算する
「帰省の3日前に出せば必ず間に合う」とは決めず、帰省先で受け取れる日を先に決めます。そのうえで、発送元・届け先の郵便番号から通常のお届け予定を確認し、余裕を持たせた発送日を選びましょう。
年末年始は天候や道路状況などによる遅れも考えられます。到着希望日を指定することと、その日に必ず到着することは同じではありません。予定日に届かなかった場合でも過ごせるよう、初日の必需品は持参します。
ヤマト運輸は年末年始も集配を行うと案内していますが、一部の営業所が休業する場合があります。「配達しているから近所の営業所も開いている」と判断せず、持ち込む店舗の営業時間を確認してください。
出典:ヤマト運輸「年末年始の集荷・配達」。2025年の年末年始案内でも余裕を持った発送が案内されていますが、これは2026〜2027年の締切や営業予定を示す資料ではありません。
ゆうパックの配達希望日は、原則として配達予定日から数えて10日間以内です。発送日から10日間という意味ではありません。かなり早く発送して、帰省直前まで長く保管してもらう計画は、事前に窓口へ確認しましょう。
図解:発送準備はこの順番で進める
帰省先にある物を確認 → 初日の必需品は手元へ → 予備の衣類などを発送候補へ
受け取る人に相談 → 通常の配達日数を確認 → 往復送料と持参の負担を比較
梱包後のサイズ・重さを測る → 住所・内容物を確認 → 営業時間・遅延情報を確認して発送
10月の段階では、衣類を早々に発送する必要はありません。今は荷物の候補と帰省先の備品を整理し、日程が決まってから具体的な受取日と料金を確認する順番で十分です。
受け取る家族には、箱の数とおおよその重さも伝えます。玄関から室内へ運ぶことまで考え、重い一箱にまとめるか、分けるかを相談しましょう。送料が下がっても、受け取る側の負担が大きくならないことが大切です。
送る物と手元に残す物を分ける
発送候補にしやすいのは、予備の衣類や、到着が少し遅れても代わりを用意できる物です。反対に、移動中に使う物、なくなると困る物、到着した日に必ず必要な物は手元に残します。
| 発送候補 | 持参する物 |
|---|---|
| 予備の着替え、滞在後半に使う衣類、急がない日用品 | 財布、鍵、スマートフォン、充電器、必要な書類 |
| 遅れても代替できる物 | 普段使う薬、初日の下着・着替え、防寒具 |
薬は発送の可否だけで判断せず、必要なときに手元で使えるようにしておきます。移動が長い場合も、すぐ取り出せる場所へ入れてください。寒い地域へ向かうなら、防寒具を発送箱の奥に入れないようにしましょう。
宅急便では現金やカード類など、送れない物があります。リチウム電池を含む機器、香水、スプレーなどは航空輸送や配送方法に条件があるため、内容物を具体的に伝えて確認してください。「帰省用の荷物」とだけ申告せず、何が入っているか分かる品名にします。
出典:ヤマト運輸「宅急便で送れないもの」。個別の配送可否は、利用する会社とサービスに確認してください。
梱包と帰りの発送も準備しておく
衣類は袋に入れるなどして水濡れに備え、箱の中で動かないよう隙間を調整します。液体が入る場合は漏れや破損を防ぐ梱包が必要です。温度管理が必要な食品を、衣類と一緒に通常の荷物として送る計画は避け、適切なサービスを確認します。
出典:ヤマト運輸「荷物の梱包」。配送会社の案内に沿って、箱の強度と内容物に合った梱包を選びましょう。
宛先の郵便番号、住所、部屋番号、受取人の名前と連絡先を確認してから発送します。発送後は追跡番号と予定日を家族に伝え、送り状の控えを帰宅するまで保管しておくと、問い合わせもしやすくなります。

帰りに同じ箱を使うなら、到着時に破れや濡れがないか確認します。傷んだ箱は交換し、古い送り状は外して、新しい宛先と紛らわしくならないようにしてください。
お土産が増えると、行きより大きさや重さが増すことがあります。帰りの送料を行きと同額と決めつけず、詰め直して測ります。また、自宅へ戻る日と荷物を受け取れる日が合うかも確認しましょう。帰宅直後に必要な物は、帰りも持参すると安心です。
【50代研究員のまとめ】
帰省の荷物を先に送るかどうかは、往復の総額、移動経路、受け取る人の負担、荷物が遅れた場合の備えを合わせて判断すると、無理のない方法を選びやすくなります。
今できるのは、帰省先にある物を確認して、送る候補と持参する必需品を分けること。日程が決まったら受取日を相談し、梱包後のサイズと重さで料金を調べ、発送直前に営業・配送情報を確認します。
全部送るか全部持つかで迷ったら、予備の衣類だけを送る方法も検討してみてください。初日の荷物を手元に確保し、帰りの発送まで含めて準備することが、帰省の移動を少し楽にする第一歩です。
新幹線の予約も合わせて準備する方は、年末年始の新幹線はいつ予約する?50代向け帰省・旅行の準備手順も参考にしてください。


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