50代から始めるブログ初心者講座 第6回
「タイトルは決めた。でも、何から書けばいい?」。思いつくまま書き始めると、途中で別の話が気になったり、同じ説明を繰り返したりします。仕事のあとに少し進めたいのに、書く順番で迷うのはもったいないですよね。
今回の結論は、本文の前に、読者の疑問を見出しへ変え、その下に答えを一行ずつ置くことです。見出しを立派に飾るより、「何を、どの順番で説明するか」を決めましょう。
第5回「ブログタイトルの付け方」で使った「ブログのネタメモの書き方|初心者向けの記入例」を、今回も練習用の題材にします。タイトルがまだ仮でも進められます。
50代研究員と、AIの解説役「あい教授」の対話に解説を挟みます。あい教授は架空のキャラクターで、実在の専門家の監修ではありません。会話・構成例は説明用に作成しています。
記事構成は「どの疑問に、どこで答えるか」のメモ

文章を書こうとしたら、見出しを先に作るの? 宿題が一つ増えた気がするな。

最初は箇条書きで十分ですよ。「何をメモする?」「どう書く?」「あとでどう使う?」と置いてみましょう。答えを書く場所を決める準備です。
記事構成とは、導入、本文の見出し、まとめなどを、どんな順番で並べるか決めたものです。完成した文章ではなく、書く内容の案内図と考えてください。
たとえば「ネタメモの書き方」を知りたい人に、ブログの歴史から長く説明すると、肝心の書き方へなかなか着きません。必要な項目を示し、記入例を見せ、そのメモをどう使うかへ進むほうが、今回の疑問に合います。
構成には、書きたいことを整理するだけでなく、答えの材料が足りない場所を見つける役割もあります。「おすすめの道具」と見出しを置いても、比べた材料がなければ、そのまま本文を書けません。調べるか、今回の範囲から外すかを先に判断できます。
図解:疑問を見出しに変え、答えの材料を点検する
何を知りたい? 次に何が気になる?
「どう書く?」 → 「記入例」 → 項目ごとの例
前提・手順・注意点の順を確認
→ 本文を書く
確認先をメモして調べる
→ または記事の範囲を狭める
本講座の練習用の判断図です。見出しの数や検索順位を決める公式ではありません。
ブログ記事の構成の作り方:本文を書く前の4ステップ
1.読者と、読み終えた後にできることを決める
「誰に、何をできるようになってほしいか」を一行で書きます。練習例なら「ブログ初心者が、思いついたネタを後で選べる形で1件メモする」です。
このゴールなら、メモの項目と記入例、後で見返す方法が必要です。一方、広告の始め方や検索順位の詳しい話は今回の答えから離れます。気になる話でも、別の記事で扱う候補にしておきましょう。
2.読者の疑問を箇条書きにする
まず「何を書けばいい?」「書いた形を見たい」「根拠がまだない場合は?」「メモを記事へどうつなげる?」と並べます。この段階では、見出しらしい言葉へ直さなくて構いません。
検索に使う言葉をキーワードといいます。「ブログ 記事 構成 作り方 初心者」「ブログ 見出し H2 H3」などの具体的な検索は、読者の迷いを探す手がかりです。ただし、見つけた言葉を全部見出しに入れる必要はありません。今のタイトルで答える範囲に合うものを選びます。
3.疑問をまとめ、説明する順番に並べる
「項目を知りたい」と「何を書くか知りたい」は、一つの見出しで答えられます。同じ答えになる疑問をまとめ、読者が理解するために必要な前提を先に置きます。
手順の記事なら準備から作業へ、比較の記事なら比較する条件から違いと判断へ進めます。注意点も最後に集めるとは限りません。取り返しのつかない操作や重要な条件は、その操作の前に知らせる必要があります。
4.見出しごとに「答え・根拠・不足」をメモする
各見出しの下に、言いたい答えを一行、使う根拠や記入例、まだ確認できていないことを書きます。答えが空欄なら、その見出しはまだ本文を書ける状態ではありません。
公式情報を使うならURLと確認日、自分で確かめたことなら条件と記録を残します。説明用の例を使うときは、実体験や測定結果と誤認させないよう「例」と分かる表示にします。
構成例:同じタイトルでも、見出しの役割を変える

「はじめに」「メリット」「まとめ」なら、それっぽく並べられるよ。でも、中に何を書くんだろう。

見出しの名前が整っても、答えが決まっていないと止まりますね。今回は「メモする項目」「記入例」「見返す方法」と、中身を想像できる名前に変えてみましょう。
次は、同じ題材で考えた説明用の構成案です。成果を比較した実験ではありません。「ネタメモの書き方」というタイトルに、読む人が期待する材料があるかで判断します。
| 広すぎる案 | 今回採用する案 | 変える理由 |
|---|---|---|
| ブログとは | ネタメモに残す項目 | まず何を書けばよいか答える |
| ブログのメリット | ネタを1件メモする記入例 | 手元で試せる形を示す |
| おすすめの道具 | 分からないことが残るときの書き方 | 未確認のまま断定しない方法を示す |
| 感想 | メモを見返して、書く記事を選ぶ | 書いた後の使い方までつなげる |
前の案が常に悪いわけではありません。「ブログを始めるか」を考える記事なら、メリットは判断材料になります。今回のタイトルでは、メモの書き方に使う説明を優先する、という選択です。
導入:ネタを思いついても、後で何を書くか忘れるという疑問を示す。
結論:疑問・根拠・不足・次の行動を残す。
H2:ネタメモに残す項目
H2:ネタを1件メモする記入例
H3:確認先がある場合
H3:まだ答えが分からない場合
H2:メモを見返して、書く記事を選ぶ
まとめ:まず1件記入し、次の行動を決める。
表では分けた「分からないときの書き方」を、完成案では記入例の中へまとめました。どちらも説明できますが、今回の例では同じ場所で見たほうが比べやすいと判断しています。構成づくりは、必要な項目を選び直す作業でもあります。
H2・H3とは? 大きな話題と、その中の小さな話題

H2とかH3って、急にパソコンの話になったね。文字を大きくすれば見出しになるんじゃないの?

H2・H3は、見出しの段階を示す名前です。大きな話題がH2、その中を分ける小さな話題がH3。文字の大きさだけでなく、内容の関係を伝えます。
WordPressは、ブログ記事を作成・管理する仕組みです。公式説明では、多くの場合、記事の題名がH1になり、その後にH2、H3などの見出しを置きます。ただし、使うテーマやページの型によって異なる場合があります。
この講座では本文の大きな区切りをH2、その中の説明を分けるときにH3を使います。「H2:記入例」の中に「H3:確認先がある場合」を置くと、記入例の一種だと分かります。次の大きな話題へ移るなら、H2へ戻します。
文字の見た目を理由にH2からH4へ飛ばしたり、文章を太字にするだけで見出しの代わりにしたりせず、内容の段階に合わせます。見出しを順序立てることは、読み上げなどで記事を読む人にも構造を伝える助けになります。WordPressの公式説明で確認できます。
H3は毎回必要ではありません。短く一つの説明で済むH2の下へ、無理に小見出しを足さなくて構いません。見出しの個数や段階を増やすことを、検索順位が上がる方法としては扱いません。
テンプレートは便利。でも、すべてを同じ順番にしない
初心者のブログ記事構成テンプレートとしては、「導入→答え→詳しい説明→まとめ」が出発点になります。ここでいうテンプレートは、繰り返し使えるひな形のことです。
ただし、何の記事でも「メリット・デメリット・おすすめ」を入れると、本題とは違う説明を増やしてしまうことがあります。手順を知りたい記事と、二つの商品を選びたい記事では、必要な並びが違います。
- 方法の記事:できることと条件→準備→手順→つまずく点→次の行動。
- 比較の記事:向く条件を簡単に示す→比較条件→違いと理由→選ぶときの確認点。
- 疑問に答える記事:答えと条件→理由や根拠→当てはまらない場合→確認すること。
これは本講座の整理例で、全記事への固定ルールではありません。タイトルで約束した疑問に答えられれば、不要な章は省けます。自分の失敗談も、実際に確認できる経験があり、読者の判断に役立つ場合に入れましょう。
構成だけで止まるときは「答えが空欄の場所」を見る

見出しを全部そろえてから書くとなると、ずっと準備だけで終わりそうだな。仕事のあとなら、少しずつでいい?

もちろんです。今日は大きな見出しと一行の答えまで、次は材料がある場所の本文へ進んでもいいですよ。迷う見出しは「何が不足しているか」を残しておきましょう。
すべての言葉を完成させてから本文へ進む必要はありません。大まかな順番と答える範囲が決まれば、確認済みの材料がある部分から書けます。書いてみて順番が合わなければ、構成へ戻って直します。
たとえば「おすすめのノート」という見出しで止まるなら、文章力より、商品を比較する根拠が足りないのかもしれません。今回のゴールに購入案内が不要なら、その章を外して「手元のメモ帳で試す」と説明できます。
AIに構成案を出してもらう場合も、見出しの下に何を根拠として書くか確認します。AIが「実際に使った感想」という章を提案しても、使っていなければ体験したようには書けません。
本講座で実際に決めてきたのは、全12回の役割を分け、対話の途中へ解説と図解を置くことです。今回も見出しは手順、構成例、H2・H3、つまずく点の役割に分けました。これは制作上の判断であり、「この構成でアクセスが増えた」という実績の紹介ではありません。
書き始める前に、見出しだけで3点確認する
- タイトルに答えている? 書き方の記事なのに道具の紹介ばかりになっていないか。
- 順番がつながる? 操作の前に準備や大切な注意点があるか。
- 同じ答えが重なっていない? 二つの章で同じ項目を説明するならまとめられないか。
「ポイント」「その他」だけでは中身が分かりにくい場合は、「記入する項目」「分からないときの残し方」のように具体化します。検索語を何度も詰め込むより、何を説明する章かを伝えましょう。
WordPressで見出しを作るときは、ブロックを追加する「+」から「見出し」を選ぶ方法があります。ブロックは、文章や画像などを置く編集上のひとかたまりです。見出しの段階はツールバーや設定欄で変更でき、文書のアウトラインで並びも確認できます。画面や機能の位置は使用環境で変わるため、今回の練習はメモ帳だけでも構いません。
【50代研究員のまとめ】今日は、見出しと一行の答えまで

よし、今日は名文章まで目指さない。見出しの下に「ここで何を言うか」を書いてみるよ。空欄も見つかりそうだけどね。

空欄が分かるのも前進です。何を調べれば埋まるか残してください。答えの材料がそろったら、次回はそれを読みやすい文章にしていきましょう。
今回の練習は、第5回で考えたタイトルに対して、疑問を見出しへ変え、各見出しの下に答えを一行書くことです。根拠が足りなければ確認先を残し、話が広がりすぎたら範囲を狭めます。
見出しの数を決める前に、読者が読み終えた後にできることを決めましょう。そのために必要な説明を順番に並べれば、本文を書き始める場所も見つけやすくなります。
次回予告・シリーズ案内
第7回は「ブログ本文の書き方|初心者でも読みやすい文章を作るコツ」です。見出しの下に置いた答えと根拠を、伝わる本文へ整えます。
前回:第5回 ブログタイトルの付け方
シリーズ一覧:50代からのブログ初心者講座
次回:第7回 ブログ本文の書き方
参照した公式情報
公式情報の確認日:2026年10月9日。構成例、ステップ数、確認点、判断図は本講座の練習用の提案です。検索順位や作業時間の改善を測定した結果ではありません。

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