50代から始めるブログ初心者講座 第7回
「見出しは作れた。でも、その下に何を書こう?」。一行のメモを文章にしようとすると、急にかしこまった言葉が出てきたり、説明を足しすぎたりします。仕事のあとに書くなら、最初の一段落で止まるのは避けたいですよね。
今回は、見出しの疑問に答え、必要な理由と例を足し、読者が次にできることを示す練習をします。読みやすくするために文を分けますが、意味を変える条件まで削らないことも大切です。
第6回「ブログ記事の構成の作り方」で使ったネタメモを題材に、一行の答えから本文へ進めます。まだ構成がない方は、先に見出しを一つと、その下で伝えたい答えを用意してください。
50代研究員とAIの解説役「あい教授」の対話に解説を挟みます。あい教授は架空のキャラクターで、実在の専門家による監修ではありません。会話・記入例・修正文は本講座の説明用です。
ブログ本文の書き方:まず一つの見出しに答える

いざ本文となると、「本記事においては」なんて書きたくなるな。普段はそんな言い方しないのに。

読者が知りたい答えを、普段使う言葉で書いてみましょう。立派な前置きを作るより、その見出しの疑問に答えるところからです。
見出しが「ネタメモに残す項目」なら、最初の文では何を残すか伝えます。「ブログを続けるのは大変です」から始めると、項目を知りたい読者に答えるまで遠回りになります。
第6回の構成メモには「疑問・根拠・不足・次の行動を残す」という答えを置きました。そのままでは初心者が具体的に何を書けばよいか迷うため、言葉をほどいて例を足します。
ネタメモには、疑問・根拠・不足・次の行動を残す。
本文にするための確認
疑問=読者が知りたいこと。
根拠=答えを確かめた情報や記録。
不足=まだ分からないこと。
次の行動=調べる、範囲を絞る、記事にするなど。
難しい言葉に言い換える必要はありません。「根拠」が伝わりにくければ、「答えを確かめた情報」と説明します。読者がメモを試せるところまで書くことが、今回の本文の役割です。
図解:本文が止まった場所から、直す作業を選ぶ
「何を、どうする」が分かるか確認
材料を調べる
→ 必要なら見出しの範囲を狭める
理由・例・手順を補う
→ 読者の次の行動を具体化
重複を減らし、文を分ける
→ 意味を変える条件は残す
書く → 確かめる → 必要なところだけ直す
本講座の練習用の判断図。作業時間や検索順位の改善を測定したものではありません。
本文の例文:答えに、理由・記入例・次の行動を足す
「ネタメモに残す項目」の本文を作ってみます。次は説明用の例文です。この4項目は本講座で採用した練習用の整理方法で、全ブログの必須ルールではありません。
ネタメモには、読者の疑問、答えを確かめた情報、まだ分からないこと、次にする作業を残しましょう。
題材の名前だけでは、後でどの疑問に答える記事か判断しにくいためです。確認済みの情報と未確認の情報を分けると、次に調べることも見つけられます。
たとえば「ネタメモの書き方」を題材にするなら、疑問は「何を残す?」、不足は「初心者が試せる記入例」、次の作業は「説明用の例を一つ作る」と書けます。
まずはネタを一件選び、この項目でメモしてみてください。答えをまだ確かめていない欄には、未確認と残して構いません。
最初に答え、次に理由、具体的な形、最後に行動を置きました。例の欄を埋めることと、事実を確認することは別です。説明用の記入例を作っただけで「実際に効果があった」とは書けません。

答えを書いたら終わりかと思ったけど、「たとえば」があると手元でやることが見えるね。毎回、この順番で四段落にするの?

短い説明なら、答えと例だけでも大丈夫です。手順なら順番を示すほうが親切なこともあります。読者が迷うところに、必要な材料を足してください。
PREP法は道具。全段落を同じ型にしない
PREP法(プレップ法)は、結論→理由→具体例→もう一度結論、の順に説明する型です。なぜその答えになるか伝えるときの出発点にできます。
ただし、二文で答えられる説明に結論を繰り返すと、重複が増えることがあります。「保存する手順」なら番号付きの手順、「二つの方法の違い」なら条件をそろえた比較表が向く場合もあります。型を埋めるために理由や体験談を作らないようにしましょう。
読みやすい文章へ直す:短くしても、条件は残す
一つの文にいくつも用件を入れると、途中で何の説明か分かりにくくなります。まず文を分け、読者が「誰が、何をするか」を追えるようにします。
文化庁の「公用文作成の考え方」でも、文の論点を絞り、主語と述語の関係を明確にする考え方が示されています。公用文向けの資料を、ここでは文章を点検する参考にします。
一文の長さは、文字数だけで決めない
「一文は何文字まで?」と迷っても、全ての文に同じ上限を課す必要はありません。長く感じたら、別の話題が入っていないか、条件と結果が離れていないかを見ます。短い文でも「これ」「それ」の指すものが不明なら伝わりません。
練習文:「ネタをメモするときは疑問を書いておくことが大切で、後で記事にする場合には情報を確認して、分からないことがあれば調べる必要があります。」
分けた例:「ネタをメモするときは、読者の疑問を書いておきましょう。記事にする前に、答えの根拠を確認します。分からないことは、次に調べる項目として残します。」
メモするとき、記事にする前、未確認の場合という作業を分けました。「大切です」「必要があります」を削るだけでなく、読者がすることを具体的にしています。
削ると意味が変わる言葉を見分ける

短く直すなら「まだ確認していない場合は」も消したくなるな。そのほうがすっきりするし。

その条件を消すと、確認済みの情報まで未確認と書く意味になりかねません。短さより、どの場合の話かが伝わることを優先しましょう。
| 元の文 | 削りすぎた文 | 条件を残した修正文 |
|---|---|---|
| 答えをまだ確認していない場合は、未確認であることが分かるように書いておくことが大切です。 | 答えは未確認と書きましょう。 | まだ確かめていない答えには、「未確認」と書きましょう。 |
修正文では、作業する条件と指示を残し、同じ意味の長い表現を減らしました。「対象者」「確認日」「例外」も、消すと答えが変わるなら残す言葉です。短いほどよい、と一律には判断しません。
改行・段落・箇条書きは、意味の区切りに合わせる
改行は次の行へ移ること、段落は一つの話題をまとめた文章のまとまりです。画面の右端で自動的に折り返すことと、書き手が区切ることも分けて考えます。
パソコンでちょうどよい位置でも、スマホでは別の場所で折り返します。見た目の行数だけを合わせるために文の途中へ改行を重ねるより、話題が変わったところで段落を分け、狭い幅でも読み返しましょう。
- 段落:答えから理由へ、理由から例へなど、説明の役割が変わるときに分ける。
- 箇条書き:メモの項目や確認事項など、並列の内容を並べる。
- 番号付きリスト:準備→操作→確認など、順番が重要な作業を示す。
文を全て一行ずつ分けたり、全部を太字にしたりする必要はありません。本講座では、要点だけを強調し、説明の関係が追えるまとまりを残します。箇条書きにも「なぜこの項目を見るか」が必要なら、前後で説明を添えます。
本文が書けないときは、書く作業と直す作業を分ける

最初の一文を何度も直していたら、それだけで今日の作業が終わりそうだね。全部いっぺんにきれいにはできないな。

今日は見出し一つ分を書く、と区切ってもいいですよ。先に答えと例を置き、次に意味、最後に表示を確かめる。根拠が足りない場所だけは、調べる作業へ戻ります。
文章が出ない原因を、全部「文章力不足」でまとめないようにします。答えがないなら調査、答えはあるが伝わらないなら例や手順、内容は伝わるが長いなら整理、と図解の順で作業を選びます。
仕事のあとで時間が少ない日は、記事全体の完成を目標にせず、材料がそろっている見出しを一つ選びます。残りには「公式の条件を確認」「記入例を追加」など、次に再開する作業を残しましょう。未確認のまま完成とする意味ではありません。
AIに文章の整理を頼む場合も、元の事実と条件を残しているか確かめます。「未確認」の言葉が消えたり、使っていない商品の使用感が足されたりしていないかを見ます。読みやすさの点検と事実確認は、別々に必要です。
書き終えたら、意味・根拠・表示を順に確認する
- 意味:見出しの疑問に答えているか。条件を削って意味を変えていないか。
- 根拠:事実の確認先があるか。説明用の例を自分の体験に見せていないか。
- 表示:段落のまとまり、文字の折り返し、箇条書き、強調が読みやすいか。
音読してつまずく場所や、読み返して「それ」が何を指すか迷う場所も見直します。語尾は本文を「です・ます」中心にそろえますが、同じ語尾を避けるために不自然な言葉へ変える必要はありません。会話は研究員のくだけた言葉と、教授の説明を使い分けています。
WordPressは、ブログ記事を作成・管理する仕組みです。ブロックエディターでは、段落や画像などをひとかたまりの「ブロック」として置きます。段落ブロックで文章を入力し、必要なところだけ太字やリンクを設定できます。操作画面は環境で違うため、まずメモ帳で本文を作っても構いません。
WordPress公式のブロックエディター講座で基本操作を確認できます。編集欄で整って見えても、下書きを保存して記事プレビューを確認しましょう。ここで紹介した例文も、本文を書いた後の表示点検まで含めて練習します。
【50代研究員のまとめ】今日は、一つの見出しを本文にする

よし、今日は一つの見出しだけ。うまい文章を目指す前に、「読んだ人が何をすればいいか」が分かるように書くよ。

答え、必要な理由や例、次の行動を置いてみてください。その後で、同じ説明を減らし、大事な条件が残っているか確認しましょう。
今回の練習は、第6回で作った見出しを一つ選び、一行の答えを本文へ広げることです。メモの項目を説明するなら記入例まで、手順を説明するなら作業の順番まで示します。
この連載で実際に採用しているのは、同じネタメモをタイトル→構成→本文の練習につなげ、選んだ理由と直した箇所を見せる方法です。今回は「未確認の場合」という条件を残す修正例を作りました。読者が自分の文章でも、削ってよい部分と残す部分を判断できることを目指しています。
次回予告・シリーズ案内
第8回は「ブログ画像・アイキャッチの作り方|見やすい記事にする基本」です。本文を補う画像の役割、選び方、権利や文字の確認を学びます。
前回:第6回 ブログ記事の構成の作り方
シリーズ一覧:50代からのブログ初心者講座
次回:第8回 ブログ画像・アイキャッチの作り方
参照した公式情報
公式情報の確認日:2026年10月12日。例文、修正比較、判断図、練習の進め方は本講座の提案です。アクセス増加などの実績を示すものではありません。


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